aru_hikari

忘れないように

雨の散歩道

 

雨の中 今日も誰かを探して

たどり着く 歌で励ましながら

昨日の夢に見た会えない人と

歩いてる 住み慣れた街で

 

風の中 われは孤独な旅人

いやただの 寂しがりやの酔っ払い

あなたの心が動くのならば

歌えるよ 愛のある話

 

巡りゆく 人は時々気がつく

ともしびに 照らされた心が

落ち着ける時を待っていたことを

そのあとで すぐに忘れ去る

 

君のことがわからないんだ

この恋はやまない

 


うつむいて 次のバスを待つ人

濡れ始めた 背広を気にしながら

わけもわからずに乗せられて

揺られてる 旅路の途中で

 

ふざけ合う 少年少女のように

あるがままのままで あるかのように

過ぎてゆく今を追いかけている

哀れなもんだと笑いながら

 

さらけ出す 時に獣のようになって

吠えまくる 月夜の闇に向かって

あなたのために頑張ってるのに

こんなにも愛しているのに

 

君のことがわからないんだ

この恋はやまない

 

 

雨の中 今日も誰かを探して

たどり着く 歌で励ましながら

昨日の夢に見た会えない人と

歩いてる 住み慣れた街で

 

 

Written by 小山田壮平

 

モノクローム

 

朝起きて寂しくなくなるまで

君はいてくれるかな

 

時々思うんだ 僕が消えて

君は誰かの言葉で笑う

 

昨日のことあまり覚えてないな

疲れた帰り道 途切れた会話

終電車の音

夜の音

 

いつか離ればなれ

そんな気がする

 

君の髪の匂い 呼吸の音

夢は覚めて

逃げてゆく

 

あの子もあいつも僕も

同じような街を歩く夢を見ているのかも

でも君の言葉 胸に突き刺さる

好きだよ

 

好きだよ好きだよ好きだよ好きだよ

好きだよ好きだよ

嘘でもいいから 聞かせてほしい

君の声

 

こんなモノクローム

部屋の中に残された心だけが

君の胸の中の鼓動を数え

こんなにも愛しい訳を探す

 

目を逸らさなかった

気丈なあの子は

朝が来て 僕の知らない街へ

行ってしまった

 

君と二人

あの丘の上に立って

手を繋いて 風の音を聞く

誰もいない街

 

いつか離ればなれ…

 

君の呼吸の音 呼吸の音

夢は覚めて

消えてゆく

 

 

Written by 小山田壮平

 

コーラとあの子の思い出は

 

コーラとあの子の思い出

薄青緑色の夏の午後

コーラとあの子の思い出は

二度と帰れないあの日の中

 

笑って 君は僕を見ていた

君のことちゃんと 捕まえて置けばよかった

コーラとあの子の思い出

届かぬ思いは風に散る

コーラとあの子の思い出は

残されたあの写真の中

 

こんな曲が出来たよって

君に歌いたいよ

このメロディーは君のため

ただ君のためだけに…

 

ピアノを弾いてよ 聴かせてよ

ハモリが下手な僕を叱ってよ

サンタクロースを信じない

君のクリスマスソングが忘れられない

 

俯いてばかりいる僕を

からかいながら強引に誘ってよ

色褪せた文字のカセットテープ

君の声を探しているよ

 

笑って 君は僕を見ていた

君のことちゃんと 捕まえて置けばよかった

コーラとあの子の思い出

夢で会えると嬉しいんだ

コーラとあの子の思い出は

いつまでもこの心の中

 

コーラとあの子の思い出…

コーラとあの子の思い出…

コーラとあの子の思い出…

 

 

Written by 小山田壮平