aru_hikari

忘れないように

雨の散歩道

 

雨の中 今日も誰かを探して

たどり着く 歌で励ましながら

昨日の夢に見た会えない人と

歩いてる 住み慣れた街で

 

風の中 われは孤独な旅人

いやただの 寂しがりやの酔っ払い

あなたの心が動くのならば

歌えるよ 愛のある話

 

巡りゆく 人は時々気がつく

ともしびに 照らされた心が

落ち着ける時を待っていたことを

そのあとで すぐに忘れ去る

 

君のことがわからないんだ

この恋はやまない

 


うつむいて 次のバスを待つ人

濡れ始めた 背広を気にしながら

わけもわからずに乗せられて

揺られてる 旅路の途中で

 

ふざけ合う 少年少女のように

あるがままのままで あるかのように

過ぎてゆく今を追いかけている

哀れなもんだと笑いながら

 

さらけ出す 時に獣のようになって

吠えまくる 月夜の闇に向かって

あなたのために頑張ってるのに

こんなにも愛しているのに

 

君のことがわからないんだ

この恋はやまない

 

 

雨の中 今日も誰かを探して

たどり着く 歌で励ましながら

昨日の夢に見た会えない人と

歩いてる 住み慣れた街で

 

 

Written by 小山田壮平